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ポイント:CF-IDE変換アダプタを使ってCFブートで導入

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本ページは、以下のページが更新版です。
より新しい情報をお探しの方はそちらをどうぞ。
0.7.1へのバージョンアップ

 はじめに

FreeNASを入れ直し

 今回のページは、前回の導入設定をやり直しで入れ直しています。
変更されている部分は、
(1)FreeNASのバージョンを 0.69.2に変更している
(2)ブートをCF-IDE変換アダプタにCF 2GBを付けたメディアから行うようにした
という2点が異なります。

 詳細は、そちらも参照してください。今回のページの中では多くを省略して記述いたします。

 FreeNASの導入と設定

導入

 FreeNAS 0.69.2 (Muad'Dib)が現時点のリリースの最新版。このISOイメージを入手します。
FreeNAS LiveCDの中から選択します。

Release Name Status Description Release Date
LiveCD 0.69.2 i386 stable 2009-06-11

 これをダウンロードし、CD-Rにトラックイメージで焼き付けます。
62MB程度のイメージであり、ダウンロード時間も長くかかることはありません。

 今回は秋葉原で購入した CF-IDE変換アダプタ(1280円)と2GBのCFカード(1198円)というパーツ。


 ハードディスクをMasterからSlaveに変更し、マスターとしてアダプタを接続。CD装置は、IDE1に変更しました。
これで、FreeNASの起動をCFに変更し、入れ直しを行う準備ができました。CD-Rから起動してみます。

 FreeNASは、OSの導入からパッケージの導入までを行ってくれますが、今回はCFの認識に少々面倒でした。

FAILURE - SET_MULTI status=51<READY,DSC,ERROR> error=4<ABORTED>
TIMEOUT - READ_TIME taskqueue timeout

 のようなメッセージが多発して、すんなり導入まで行き着きません。

Welcome to FreeNAS!

1. Boot [default]
2. Boot with ACPI disableed
3. boot in Safe Mode
4. Boot with verbose logging
5. Escape to loader prompt
6. Reboot


Select option, [Enter] for default
or [Space] to pause timer 5

Google様経由で対処方法を見つけて、最初のメニュー(上記のメニューの6は導入時にはなかったかも)で 「5」のプロンプトを選択し、

set hw.ata.ata_dma=0
boot

のように設定を変更して起動させてあげます。
(101キーボードの位置がわからない方は、"_" は SHIFT + "-" の位置であることと、"=" は ^ の位置であることだけを覚えておけばいいでしょう)

 さて、導入を進めていくことにしましょう。途中のコンソール表示では、FreeBSD 6.4-p5ベースになっていることがわかります。

    LAN IPv4 address: 192.168.1.250
    Port configuration:

    LAN   -> re0

Console setup
---------------
1) Assign interfaces
2) Set LAN IP address
3) Reset WebGUI password
4) Reset to factory defaults
5) Ping host
6) Shell
7) Reboot system
8) Shutdown system
9) Install/Upgrade to hard drive/flash device, etc.

Enter a number: 

 のように画面が表示されたと思います。

 9 を選択。
 次に、

1) Install ‘embedded’ OS on HDD/Flash/USB
2) Install ‘embedded’ OS on HDD/Flash/USB + DATA + SWAP partition
3) Install ‘full’ OS on HDD + DATA + SWAP partition
4) Upgrade 'embedded' OS from CDROM
5) Upgrade 'full' OS from CDROM
6) Upgrade and convert 'full' OS to 'embedded'

という選択画面が表示される。ここでは、3 を選択します。

FreeNAS ‘full' installer for HDD.

- create MBR partition 1, using UFS, customizable size for OS
- create MBR partition 2, using UFS, for DATA
- create MBR partition 3, as SWAP
- Easy to customize (e.g. install addtitonal FreeBSD packages)

WARNING: There will be some limitations:
1. This will erase ALL partitions and data on the destination disk

のように表示されます。

Select CD/DVD device for installation.

acd0 321240 CDRW/1.0C

 選択できるものは、1つしかないので、これを選択。

Choose destination media

Select media where FreeNAS OS should be installed.

ad0 1912MB <FLASH CARD.20080820> ad1 39267MB <IC35L040AVER7-0/xxxxxxxxx>

 これは、FLASH(CF)に入れたいので、ad0を選択。
この後は、OSのパーティションサイズは?と聞かれます。128MBが最小だよと書かれています。
Flashは、安物を選びましたが、一応2GBはあるので、768MBを選択しました。

 その次は、SWAPは加えるの?と聞かれます。前回に同じに作ることにします。
入力後は、導入が開始します。

/dev/ad0s1 にOSが導入等が導入されて、/dev/ad0s2がデータ領域、/dev/ad0s3がSWAP。

FreeNAS has been installed on ad0s1.
You can now remove the CDROM and reboot the PC.

To use the DATA partition:
- Add the disk ad0 on the 'Disks|Management' page.
- Add the mount point on the 'Disks|Mount Point|Management' page.
  Use the following parameters:
  Disk ad0, Partition 2, Filesystem UFS

To use the SWAP partition:
- Enable swap space usage on the 'System|Advanced|Swap' page.
  Use the following parameters:
  Type: Device, Device: /dev/ad0s3

DO NOT format the drive ad0! The DATA partition has already been
formated for you as part of the installation!

 この後は、Exitでトップメニューに戻り、7の再起動(Reboot system)を選択して、ハードディスクから起動させることとなります。
このタイミングでCD-ROM装置に入れてある導入メディアは取り出しておきましょう。

 再起動後は、CFより導入が開始されたと思います。

Welcome to FreeNAS!

1. Boot [default]
2. Boot with ACPI disableed
3. boot in Safe Mode
4. Boot with verbose logging
5. Escape to loader prompt
6. Reboot


Select option, [Enter] for default
or [Space] to pause timer 10

5を選択。前回に同様

set hw.ata.ata_dma=0
boot

のように設定を変更して起動させましょう。

設定

 メニューを確認します。

    LAN IPv4 address: 192.168.1.250

    Port configuration:

    LAN   -> re0

Console setup
---------------
1) Assign interfaces
2) Set LAN IP address
3) Reset WebGUI password
4) Reset to factory defaults
5) Ping host
6) Shell
7) Reboot system
8) Shutdown system

Enter a number: 

 と画面が表示されたと思います。表示されるメニューは、9番がないだけで同じ画面ですね。

 ウェブの操作パネルに接続できるように、利用しているネットワークに設定を合わせるところから開始しましょう。
 まず、2の"Set LAN IP address"を選択し、必要なIPアドレスをつけます。

 DHCPを選択してしまうのも1つの手ですが、一応サーバなのでネットワーク内のサーバとして利用するアドレスを決めて設定するのがいいと思います。(DHCP No → IPv4 addressを好きなアドレスを指定する → subnet mask (255.255.255.0 や 24 のようなCIDRでも可能) → default gatewayを指定 → DNS IPv4 addressを指定 → IPv6 No)
 …という流れ。DNSやゲートウェイの指定は、ご自分のPCに同じに設定すればいいでしょう。通常はルータのアドレス。
サーバのアドレスは、DHCPのレンジの範囲にないアドレスを任意に決めればいいだけです。

 導入の一連が英語なのは我慢しましょう。
終わると、

You can access the WebGUI using the following URL:
http://192.168.xxx.xxx:80

という表示がされてきたと思います。
 これで、このコンソール画面での設定は完了です。ウェブにて設定を行うことにしましょう。
※やっと、手入力で画面を作らないで良くなるので、この先のページを作成するのは楽だ…

 自身のPCより、該当のアドレスにインターネットブラウザからアクセスしてみましょう。

 最初に、認証画面が来たと思います。デフォルトは ユーザ admin パスワード freenas となっていますので、これでログインしてください。
これらは、ログイン後に変更ができますので、セキュリティ上最初に行われることをお勧めします。
ここでの説明の中では割愛して進めます。

 このようが画面が表示されてきます。

 メニューはまだ英語のままなので、日本語に変更しましょう。
System → General と進み、以下のような画面を表示させます。
 ついでなので、設定できる項目には選択をしておきました。
 日本語で、タイムゾーンはアジア/東京。タイムサーバは有効として、210.173.160.87 を参照し、8時間ごとに補正をするようにしました。
「save」をクリックすると、ご覧のように日本語化した画面に変わります。


 次に、ログイン時のパスワードだけは先に変更しておきましょう。

 続いて、システムの高度な設定を選び、コンソール画面の無効化を含めた設定を入れます

 上記の設定では、多くをチェックをいれました。

 さて、最初に行うのは、SWAPの設定。最初にメッセージがあった通り、システム→高度な設定→スワップタブと進めていきます。

有効にチェックをし、デバイス、/dev/ad0s3のように設定し、保存します。

 次はデータ用のディスクです。
ディスク→マネージメントと進め、「+」をクリックして以下のように設定をします。

CF側のファイルシステムの事前フォーマットは フォーマットしない(Unformated)にしてください。保存します。「適用」することで反映します。

 さて、同じ流れで、ディスク→マウスポイントで「+」を選択します。


 適用することで、コンソール上に「GEOM_LABEL: Label usf/data removed.」と表示がされたことも確認しておきましょう。

 次に、sshdを動作させてサーバとしてログインできるようにしておきます。
メニューで サービス→SSHと進めます。


 最初に出ていたエラーを対処するために、

echo "hw.ata.ata_dma=0" >> /boot/loader.conf

 のように、投入してしまいましょう。(これが発生していない人は関係がありません)
しかし、viなどもないし結構不便そうです。ウェブブラウザ上でできるので良いという考え方なのでしょうけど。
ただ、導入されているバイナリなどを眺めていると結構気持ちいい。きれいだなって感心してしまう。

 試しにリブートしてみましたが、正常に起動できることを確認しました。コンソールも無効になっていることを確認しました。

iSCSIの設定

 iSCSIの設定を始めます。
 まず、前提としてハードディスク側のドライブを使うことにします。CFの領域は、参照だけにするファイルの保存にする予定なので。

 では、作業を開始します。
サービス→iSCSIターゲットを選択。

という画面が出ます。

 今回、ユーザは3つ、共有が1つという形で作成することにします。
ユーザには10GBずつ。20GBを共有にすることにしました。


 次にターゲットの設定を入れます。ターゲット部分の「+」をクリックします。
許可するネットワークは、自分のサブネットを入れます。


のようにできあがりました。有効にクリックを入れて、保存して再起動を実施してみましょう。

 もう、このタイミングからは Windows Vistaから、利用できる状態になっています。

Windows VistaでiSCSI イニシエータを使う

 Windows Vista(クライアント側)の利用です。
Windows Vistaで、上記までで作成したターゲットを利用してみます。
コントロールパネル上から「iSCSI イニシエータ」(iscsicpl)を起動させます。ユーザアカウント制御(UAC)を経て画面が表示されたと思います。

イニシエータ名が表示されていると思います。探索タブをクリックし、ポータルの追加をクリックします。


このような感じで、エラーもなく追加ができたと思います。
ターゲットタブを見てみましょう。

 表示されていますね。「ログオン」をクリックすると、以下の画面になります。

 「コンピュータの起動時にこの接続を自動的に復元する」にクリックを入れておけば、FreeNASがあがっていれば利用できるようになります。
詳細設定を選択して、ターゲットシークレットの指定を行うなどの設定ができますが、現段階では実施しないで先に進めます。

 接続完了状態になりました。

 ここまで来れば、内蔵ディスクや外付けディスクと同じです。スタート→コンピュータの右クリックで「管理」を選択。
UAC画面を経て、コンピュータの管理画面。記憶域の中にディスクの管理があるのでクリックします。

 ディスクの初期化画面が出てきました。MBRかGPTかと聞かれたので、今回はMBRを指定しました。
細かいことは良く理解していませんが、GPTのテーブルのクリアは面倒だったので、安易にこっちを選択しただけです。
本格利用する際には、ちゃんと調べるつもりですが。

 ちゃんと、10GBとして見えていました。「新しいシンプルボリューム」として選択します。




 ちゃんと、10GBとして見えていました。「新しいシンプルボリューム」として選択します。
パーティションはわける理由はないので、そのまま最大のままにします。
ドライブ名は、なんでも良かったのですが、「F」ドライブとしました。
NTFSでクイックフォーマットをして、ボリュームラベルには好きな名前を決めます。完了させれば、フォーマットが開始されます。

 コンピュータ上からは、普通にローカルディスクかのごとく見えるようになりました。
問題なく、デジカメに画像を置くことができました。

 認証を行って使うように設定する方法はまだわかっていません。0.70以降のバージョンになるとどこの位置に出てくるのはわかるのですが。

 さて、次に、単純なネットワーク共有領域を作成しておきます。
ウェブ設定画面でサービス→CIFS/SMB を選択。

 有効にして、ワークグループ名を入力。Unix文字セットには CP932 を指定します。
ログレベルは、見てみたいと思ったので「ノーマル」にしました。
他にサーバもたっていないのでマスターブラウザになるでOKにしました。
タイムサーバはどうでも良かったのですが、デフォルトのままYesにしました。

 「保存して再起動」することで、ノードとして見えるようになりました。

 「保存して再起動」することで、ノードとして見えるようになりました。

 さて、次に /mnt/HDD1 以下に共有するためのディレクトリを作成する必要があります。
しかしながら、これを実施する画面が無いみたい。ウェブ検索してみても、皆さん、コマンド入力しているみたいです。
メニューの高度な設定→コマンド実行を選択し、「コマンド」に入力し、実施することにします。

 入力は、以下をイメージとして入力してください。実際には最初の # を除いた内容となります。

# mkdir -p /mnt/HDD1/share
# chmod 707 /mnt/HDD1/share

 確認をしてみましょう。

 できあがりました。

 では、共有の設定に戻り、これを指定しましょう。
共有ゴミ箱機能なども有効にして設定します。



 という形で実現することができました。
ネットワーク共有なので、


 という形でネットワークドライブにマウントすることもできます。
ここまで何も考えないでもSambaが設定できてしまうというところもすばらしいです。

 Windows XPでも、マイクロソフトのiSCSI Software Initiator というのがありました。Version 2.08だそうです。これを使えば同様にXPでも楽しめるようです。メニューは英語だけの対応ですが、問題ないでしょう。今回も試すことはしていませんが。
(Windows 2000のSP4以降、Windows Server 2003 SP1以降、Windows XP SP2以降が対象)

 

【改訂履歴】作成:2009/07/04
2009/-/- … -

【参考リンク】
FreeNAS設定とユーザーガイド … The Free NAS Serverのオフィシャルページ


Copyright © 1996,1997-2006,2007- by F.Kimura,