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ポイント:CF-IDE変換アダプタを使ってCFブートで導入

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 はじめに

FreeNASを0.7.1のバージョンで新規入れ直し

 今回は、CFカードの中身を入れ直して FreeNASを入れ直しします。
 (1)FreeNASのバージョンを 0.7.1に変更している
 (2)USFからZFSの利用に変更している
 (3)クライアントをVistaからWindows 7に変えて試している
という点が旧版ページとは異なります。

 FreeNASの導入と設定

導入

 FreeNAS 0.7.1 (Shere)が現時点のリリースの最新版。ISOイメージがありますので、今回もこれを利用します。
Browse FreeNAS Files on SourceForge.netの中から選択します。

File/Folder Name Size Date
FreeNAS-i386-LiveCD-0.7.1.5127.iso 75.5 MB 2010-04-11

 今回も CF-IDE変換アダプタを接続したPCに2GBのCFカードを入れて動作させるようにしました。
何しろ起動するまでが早いです。そしてIDEのディスクを丸ごと利用できます。
 上記のダウンロードは、Windows 7のデスクトップ上に保存しました。
本当は、USBメモリーブートとかで導入ディスクを作成しました…という流れで書きたかったのですが、利用したマザーボードが未対応でした。 

という感じでCD-ROMを作成しました。小さいだけにあっという間です。

 ハードディスクをMasterからSlaveに変更し、マスターとしてアダプタを接続。CD装置は、IDE1に変更。
この辺りは各自それぞれです。
 作成が完了したCD-ROMより起動してCFカード側に導入します。

 FreeNASは、OSの導入からパッケージの導入までを行ってくれますが、CFの認識でひっかかることは把握済み。

FAILURE - SET_MULTI status=51<READY,DSC,ERROR> error=4<ABORTED>
TIMEOUT - READ_TIME taskqueue timeout

 のようなメッセージが多発して導入画面まで進めません。このようになった方のみ以下の作業が必要です。
すんなりいった人は、不要な部分ですので先に進みましょう。
 FreeNAS導入の以下の画面が表示されている際に 5を選択します。
5秒以内に操作しないと1が選択されたとみなして先に進んでしまいますので注意が必要です。

Welcome to FreeNAS!

1. Boot [default]
2. Boot with ACPI disableed
3. boot in Safe Mode
4. Boot with verbose logging
5. Escape to loader prompt
6. Reboot


Select option, [Enter] for default
or [Space] to pause timer 5

 メニューより 「5」のプロンプトを選択し、

Type '?' for a list of commands, 'help' for more detailed help.
OK  

という表示を確認します。
 以下をタイプし、エンターを押します。(各行は、"OK" となっているプロンプト後に入力することになります。)

set hw.ata.ata_dma=0
boot

のように設定を変更してboot させます。
(101キーボードの位置がわからない方は、"_" は SHIFT + "-" の位置であることと、"=" は ^ の位置であることだけを覚えておけばいいでしょう)

 さて、導入を進めていくことにしましょう。途中のコンソール表示では、FreeBSD 7.2-p7ベースになっていることがわかります。
(FreeBSD 8になっているとZFSなどの関係でもうれしかったんですが、次のバージョンでしょうね)

    LAN IPv4 address: 192.168.1.250
    Port configuration:

    LAN   -> re0

Console setup
---------------
1) Assign interfaces
2) Set LAN IP address
3) Reset WebGUI password
4) Reset to factory defaults
5) Ping host
6) Shell
7) Reboot system
8) Shutdown system
9) Install/Upgrade to hard drive/flash device, etc.

Enter a number: 

 のように画面が表示されたと思います。

 9 を選択。
 次に、

1) Install ‘embedded’ OS on HDD/Flash/USB
2) Install ‘embedded’ OS on HDD/Flash/USB + DATA + SWAP partition
3) Install ‘full’ OS on HDD + DATA + SWAP partition
4) Upgrade 'embedded' OS from CDROM
5) Upgrade 'full' OS from CDROM
6) Upgrade and convert 'full' OS to 'embedded'

という選択画面が表示される。ここでは、3 を選択します。

FreeNAS ‘full' installer for HDD.

- create MBR partition 1, using UFS, customizable size for OS
- create MBR partition 2, using UFS, for DATA
- create MBR partition 3, as SWAP
- Easy to customize (e.g. install addtitonal FreeBSD packages)

WARNING: There will be some limitations:
1. This will erase ALL partitions and data on the destination disk

のように表示されます。

Select CD/DVD device for installation.

acd0 321240 CDRW/1.0C

 選択できるものは、1つしかないので、これを選択。

Choose destination media

Select media where FreeNAS OS should be installed.

ad0 1912MB <FLASH CARD.20080820> ad1 39267MB <IC35L040AVER7-0/xxxxxxxxx>

 FLASH(CF)に入れたいので、ad0を選択。
この後は、OSのパーティションサイズは?と聞かれます。128MBが最小だよと書かれています。
Flashは、安物を選びましたが、一応2GBはあるので、768MBを選択しました。

Do you want to add a swap partition?

 次は、SWAPは加えるの? と聞いてきたので、今回はNo を答えました。
 その後は、導入が開始し、インストールは /dev/ad0s1に行われます。

FreeNAS has been installed on ad0s1.
You can now remove the CDROM and reboot the PC.

To use the DATA partition:
- Add the disk ad0 on the 'Disks|Management' page.
- Add the mount point on the 'Disks|Mount Point|Management' page.
  Use the following parameters:
  Disk ad0, Partition 2, Filesystem UFS

To use the SWAP partition:
- Enable swap space usage on the 'System|Advanced|Swap' page.
  Use the following parameters:
  Type: Device, Device: /dev/ad0s3

DO NOT format the drive ad0! The DATA partition has already been
formated for you as part of the installation!

 少し待つと、上記の表示がされたと思います。
CD-ROMは外していいといっていますので取り出してしまいます。エンターを押して、"Install & Upgrade"画面に戻ります。

 "Exit" を選択。"Console setup"メニューに戻ります。
 7の再起動(Reboot system)を選択し。
 "Do you really want to reboot the system?" と聞かれるので、"YES"を選択します。
再起動されました。

 再起動後は、CFより導入が開始されたと思います。
CD-ROMからの起動と違い速いですね。今度は10秒間ありますので、同様にコマンドを入れる作業をします。
 後に設定して、この入力はしないようにできますのでご安心を。

Welcome to FreeNAS!

1. Boot [default]
2. Boot with ACPI disableed
3. boot in Safe Mode
4. Boot with verbose logging
5. Escape to loader prompt
6. Reboot


Select option, [Enter] for default
or [Space] to pause timer 10

5を選択。前回に同様入力を実施します。

set hw.ata.ata_dma=0
boot

のように設定を変更して起動させましょう。
 メニューが出ましたら、以下の章に進みましょう。

設定

 メニューを確認します。

    LAN IPv4 address: 192.168.1.250

    Port configuration:

    LAN   -> re0

Console setup
---------------
1) Assign interfaces
2) Set LAN IP address
3) Reset WebGUI password
4) Reset to factory defaults
5) Ping host
6) Shell
7) Reboot system
8) Shutdown system

Enter a number: 

 と画面が表示されたと思います。表示されるメニューは、導入時に表示されたものと同じですが、9番はありません。

 ウェブの操作パネルに接続できるように、利用しているネットワークに設定を合わせるところから開始します。
 まず、2の"Set LAN IP address"を選択し、必要なIPアドレスをつけます。

Do you want to  DHCP for this interface?

DHCPを利用するのか、といっていますので、"No" を選択します。
毎回IPアドレスが変化されるのは不都合ですから。

Enter new LAN IPv4 address.

と画面が来ますので、

192.168.0.250

など、それぞれの使っているネットワークにあった数字に変更します。

Enter new LAN subnet mask. Subnet masks are entered as bit
counts (an in CIDR notation).

e.g. 255.255.255.0 = 24
      255.255.0.0 = 16
      255.0.0.0 = 8

ということなので、自分のサブネットをbit数で入力します。
家庭なら、多くは24になっているでしょう。

Enter IPv4 default gateway.

これは、インターネット向けのアドレスです。ルータのアドレスを入力します。

Enter DNS IPv4 address.

家庭なら、上記と同じルータのアドレスでしょう。
企業であれば、ネームサーバのアドレスを入力します。

Do you want to configuration IPv6 for this interface?

IPv6の環境があれば "YES"ですが、普通は "NO"でしょう。

 終わると、

You can access the WebGUI using the following URL:
http://192.168.0.250:80

のように表示がされてきたと思います。
 こ以降はウェブにて設定を行うことにします。

 PCより、該当のアドレスにインターネットブラウザからアクセスしてみましょう。

 ログイン画面になりました。これまでとは異なり、basic認証でなくなったようです。
IDパスワードはこれまでと同じく、ユーザ admin パスワード freenas となっていました。
これらは、ログイン後に変更ができますので、セキュリティ上最初に行われることをお勧めします。

 ログインに成功すると、コンソール上には、

This module (opensolaris) contains code convered by the
Common Development and Distribution License (CDDL)
see http://opensolaris.org/os/licensing/opensolari_license/
WARNING: ZFS is considered to be  an experimental feature in FreeBSD.
ZFS filesystem version 6
ZFS storage pool version 6

と表示されました。ZFSが使えるようです。
 ログイン後は、いつものように以下の画面が表示されてきました。

 メニューはまだ英語のままなので、日本語に変更します。
System → General と進み、以下のような画面を表示させます。
 ついでなので、設定できる項目には選択をしておきました。
 日本語で、タイムゾーンはアジア/東京。タイムサーバは有効として、210.173.160.87 を参照し、8時間ごとに補正をするようにしました。
「save」をクリックすると、日本語化した画面に変わります。

 次に、ログイン時のパスワードだけは先に変更しておきましょう。

 システム→高度な設定 を選び、コンソール画面の無効化を含めた設定を入れます

 次に、sshdを動作させてサーバとしてログインできるようにしておきます。
メニューで サービス→SSHと進めます。


 最初に出ていたエラーを対処するために、

echo "hw.ata.ata_dma=0" >> /boot/loader.conf

 のように、投入してしまいましょう。
これでリブートしてうまくいくことが確認できました。

iSCSI

 今回は、単純にiSCSIのディスク利用を目的に使うことにしました。
 ディスク→マネージメント を選択。"+" をクリックしディスクを追加します。

次に、ディスク→ZFSを選択します。
更に、プール→仮想デバイスを選択。追加します。
次は、プール→マネージメントを選択。追加します。
ZFSは初めてなので、さっぱりこれであっているのかがわかりません。
理解したら、正しい設定に変更したいです。
データセット→データセットを選択。
良くわからないのでデフォルトで設定をしました。
良くわかっていませんが、1本しかないディスクなのですが、ストライピング単体での設定を終えたつもり。
 iSCSIの設定を始めます。

 サービス→iSCSIターゲット→ターゲット を選択。

として作成してみました。

 次にイニシエータを作成します。

個人専用のディスクを設定できるようにしました。
同様に、同じネットワーク内で使えるものも設定しておきました。

 ポータルグループは表示されてきたデフォルトをそのまま適用して作成しました。
 ターゲットを作成していきます。

設定タブで有効にします。
保存して再起動をクリックすると反映します。

 認証タブで認証用アカウントを設定しておくと、組織グループ用の制限もできそうです。

Windows 7でiSCSI イニシエータを使う

 Windows 7(クライアント側)の利用です。
Windows 7から上記で作成したターゲットを利用してみます。
コントロールパネル上にiSCSIがなかったので、「iSCSI イニシエータ」(iscsicpl)をコマンドで起動させてみました。

上記が表示できるようになりました。
探索画面で「ポータルの探索」をクリックします。
FreeNASのIPアドレスを設定します。
ターゲットタブをクリック。
ちゃんと認識されていることを確認できると思います。
接続してみましょう。

 このような感じで、エラーもなく追加ができたと思います。

 コントロールパネルの管理ツールをクリックします。

iSCSI イニシエータはここにいたんですね。
今回は、コンピュータの管理→ディスクの管理を選択。
ディスクの追加ができる状態になっていました。

 早速使えるようにしてみましょう。

 ちゃんと、10GBとして見えていました。「新しいシンプルボリューム」として選択します。




 ちゃんと、10GBとして見えていました。「新しいシンプルボリューム」として選択します。
パーティションはわける理由はないので、そのまま最大のままにします。
 ドライブの例は、過去の画像をそのまま使っていますが、
今回の設定したドライブ名は、「O」~「R」のドライブ名にしました。
 NTFSでクイックフォーマットをして、ボリュームラベルには好きな名前を決めます。完了させれば、フォーマットが開始されます。

 コンピュータ上からは、普通にローカルディスクかのごとく見えるようになりました。


 さて、次に、単純なネットワーク共有領域を作成しておきます。
ウェブ設定画面でサービス→CIFS/SMB を選択。

 有効にして、ワークグループ名を入力。Unix文字セットには CP932 を指定します。
ログレベルは、見てみたいと思ったので「ノーマル」にしました。
他にサーバもたっていないのでマスターブラウザになるでOKにしました。
タイムサーバはどうでも良かったのですが、デフォルトのままYesにしました。

 「保存して再起動」することで、ノードとして見えるようになりました。

 「保存して再起動」することで、ノードとして見えるようになりました。

 さて、次に /mnt/HDD1 以下に共有するためのディレクトリを作成する必要があります。
しかしながら、これを実施する画面が無いみたい。ウェブ検索してみても、皆さん、コマンド入力しているみたいです。
メニューの高度な設定→コマンド実行を選択し、「コマンド」に入力し、実施することにします。

 入力は、以下をイメージとして入力してください。実際には最初の # を除いた内容となります。

# mkdir -p /mnt/HDD1/share
# chmod 707 /mnt/HDD1/share

 確認をしてみましょう。

 できあがりました。

 では、共有の設定に戻り、これを指定しましょう。
共有ゴミ箱機能なども有効にして設定します。



 という形で実現することができました。
ネットワーク共有なので、


 という形でネットワークドライブにマウントすることもできます。

 Windows XPでも、マイクロソフトのiSCSI Software Initiator というのがありました。Version 2.08だそうです。これを使えば同様にXPでも楽しめるようです。メニューは英語だけの対応ですが、問題ないでしょう。
(Windows 2000のSP4以降、Windows Server 2003 SP1以降、Windows XP SP2以降が対象)

 

【改訂履歴】作成:2010/04/11
2010/4/12 ZFSによる設定に変更して記述し直しました。

【参考リンク】


デル株式会社
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