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ポイント:サーバの電源のON/OFFが可能

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 はじめに

Integrated Lights-Out

 時々サーバがハングアップして困るサーバを自宅などから自動的にOff/Onしたいと思っていました。
中古のサーバはむちゃ安価でProLiantは販売されていますが、持ち帰りなどの送料がばかになりません。

 でもネットの業者さんの中にはこの手を解消しているところがいくつもあるようで、今回1台入手してみました。
時代品だったので、iLO2ではありませんが、この機能を持っているので、DL 360を入れてみました。
 ご参考になる部分があれば、眺めていってください。(無保証ですが)

 接続

オンボードのNICが2つとiLOのNICが1つ

 このサーバには、ギガの速度を持つNICが2つと、iLOのNICがあります。
オンボードのNICは、今回は外向け用と中向け用として利用予定です。Windows系でもないし、ネットワークのチーミングなどで使う用途では考えずに使います。

 さて、このページのテーマになっている iLOですが、以下のように左下に位置するところにありました。
マシンとしては独立しているので、マシンがパワーオフ状態であっても使用できるようになっていますから、既にリンクアップしているLEDが点灯しています。
 初期でDHCPによりIPアドレスを持っていますので、これがいくつが割り当たっているかは把握しておく必要があります。

 今回は、192.168.1.2 で決まっているという仮定で進めます。
操作するPCは、Windows 系PC(Windows 7)です。アクセスは、Internet Explorer 8で接続を試します。
 ホスト名は DNS Nameとしてシール書かれているものに相当します。(下のイメージのシール部分を参照)
これを、レコードとして c:\windows\system32\drivers\hosts に記述します。

192.168.1.2 ITO01DLGPXXX

のように、記述しておきます。
※上記、何故かサードパーティルート証明機関証明書の例になっていますが、お気になさらず…

 IEでアクセス( http://ITO01DLGPXXX/ )すると、ログイン画面が表示されたと思います。
セキュリティ上のエラーが気になるようでしたら、IE画面上から証明書をルート証明機関の証明書として追加しておけばいいでしょう。

 これで、ログインしてみます。初期は Administrator のアカウントがデフォルト設定されています。最初が大文字なのは注意が必要。
パスワードは、シールに書かれているパスワードを入力してください。
 ログインされると以下のような画面が表示されたと思います。(Status Summary画面)
その他のSystem Statusの内容も参照しておくと良いでしょう。ここでは省略します。

 Administrationのメニューでは、アカウントの追加が可能。
Global Settingsの中には、SSHが利用可能・不可を設定する箇所もあります。また、同設定項目には、"Remote Keyboard Model" というのがあり、デフォルトが英語になっています。106キーボードで慣れている人は、ここをJAPANESEに変更しておくと良いでしょう。
Network Settingsの中には、IPアドレス関連が書かれています。アドレスをDHCPに寄らず設定するなどはここを利用します。

「Momentary Press」の状態で、「Virtual Power」をクリックし、
しばらくすると以下のように電源がOn状態にあることが表示に。

 さて、リモートの電源操作についての画面です。

"Virtual Devices" タブの中の最初に位置していました。
通常にボタンを押した状態から、長押し、リセットなどが選択できます。
マシンがおかしい状態だったら、リセット(Reset system)や長押し(Press and Hold)でいいでしょう。
Cold boot of systemは、IMLからやり直してくれるのでしょうが、どのようなケースがあるのかは不明です。
(BIOSでもリモートで入れ替える?)
電源始動時に、自動的にパワーONにするためには、"Power Configuration Settings" の "Automatically Power On Server" の箇所を Yesにすれば可能です。

 次に、電源もONにできたところで "Remote Console" タブで、"Remote Console"を操作してみましょう。
JAVA VMが導入されていることが前提なので、入っていない状態だったらリンク先からインストールをしておきましょう。
 以下のように、画面が表示されまました。

 ちゃんと操作もできました。
shutdown -h now で以下の状態を作ってみました。

"Press and Hold" の操作で、落としてみました。
ちゃんと、電源OFFにすることができました。

 なかなか便利ですよねぇ。
 さて、再度起動して、コンソールで眺めてみます。

OS起動前の画面から見ることができます。

 iLOには、SSHでもログインすることができます。

"利用できるコマンドは上記のようでした。
電源系のコマンドのヘルプを更に表示させるとこんな感じ。
ブラウザを使いたくない環境では、こっちが良いでしょう。
DELLのマシンでもRAC(DRAC)で同様のことはできるはずですが、試したことがありません。

 監視などのツールの設定は後で考えるとして、最低やりたかったことができることが確認できました。
 入れ直しして実環境用に作り直しする前にいろいろと試しておこうとは思います。

"Press and Hold" の操作で、落としてみました。
ちゃんと、電源OFFにすることができました。

 ディスク等はこんな感じです。GEOMなどのRAID設定をしないで済むのは簡単で良いなぁ。

 電源も冗長化できているし、これまでよりもずっとまともなサーバになりそうです。
 さて、Windows Server 2003を導入した後や、SmartStartを利用した使い方をしようとすると以下のような画面になります。

これは、ライセンスがないので表示できませんぜ、というもの。
ちょっと残念ですが。
ところで、iLOのファームのバージョンを確認していませんでした。
1.62というバージョンのようです。
1.94というバージョンがありますので、更新してみました。
更新できました。
どうでしょうか?日本語の画面になりました。
英語のままでも良かったのですが、わかりやすくなりました。

こうなると、iLOのライセンスも欲しくなってきました。
いくらかな…と思ってウェブをみたら、体験期間は無料で利用できるそうです。
ライセンスをもらって試すことにしました。(価格はわからないままですけど)
おーっ。
表示できましたね。
(というか、お客様先では普通に使っているのに。)
リモートデスクトップが利用できる段階なので、ここで操作することもありませんが。
いろんなポートを閉じていると操作できることにはメリットがありますよね。

 電源も冗長化できているし、これまでよりもずっとまともなサーバになりそうです。

【改訂履歴】作成:2010/3/22 更新:2010/04/06
【参考リンク】

デル株式会社
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