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ポイント:ライセンスキーは、まずは手持ちのものを使う

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 はじめに

ダウングレード権

 Windows Vista BusinessとWindows Vista Ultimateの2つのバージョンは、VistaじゃなくてXPにして使うことができます。

 詳細は、「Microsoft Windows Vista Windows Vista のダウングレード権 (旧バージョンソフトウェアの使用) について」のページに書かれている通りで、

 ダウングレード権は、OEM 版製品、DSP 版製品、およびボリュームライセンス版 Windows Vista エンド ユーザー ライセンス条項 (EULA) に基づくエンドユーザーの権利です。

 と書かれている通り、パッケージ版以外のメーカーのパソコンに入ってきたOEM版。そしてパソコンショップでメモリーやフロッピーやハードディスクなどのパーツと一緒に購入することができるDSP版であっても、Windows Vistaであれば、保有している権利だということです。(ここではボリュームライセンスの話は除外して記述します)

 ただし、冒頭に記述した通り、
  OEM 版 Windows Vista Business、Ultimate
のみ、という制限なので、HOME系 のエディション系(BASIC やPremium)だと、その権利は付いていないのです。
 また、製品版のWindows Vista製品版にはダウングレードの権利はないということになります。OEM版のBASICでも、製品版であるステップアップグレードを実施した場合には、この権利って行使できるのだろうか?

 話は脱線しますが、Ultimateはちょっと微妙なライセンスです。最上位のエディションといいつつも、サポート期間が短いのです。
日本のUltimateのパッケージを見る限り、BusinessとHomeの最上位バージョンという位置づけで、ステップアップグレードという形でマイクロソフトから商品が発売されています。しかしながら、マイクロソフト プロダクト サポート ライフサイクルというページを見る限り、extendedなサポートはしない、とされていまから、Business系エディションからステップアップした場合には、extended期間のサポート(延長サポート)が消える、Homeエディション扱いに降格されてしまうことになります。

 わかりやすく、いうと無料でWindows Updateされる期間が10年だったものが、エディションにより5年に短縮されてしまうことになります。Windows XPは、最終的には HomeもProfessionalも同じ期間を延長サポートをすることになったので、わかりにくい話ではありますが。
ただし、最終的にはマイクロソフトのやることですので、またコロコロと変化するかも知れず、多くの方は楽観視しているのかも知れないです。
ビジネスとしてUltimateを使うメリットは、ハードディスクの暗号化記述のBitLockerということになりますが、そんなに利用しているという話も聞こえてきません。使っていても、Enterprizeエディションのユーザだと思っています。(自宅でも私は活用していない)

 「Windows Vista ステップ アップグレード版 from Business to Ultimate Service Pack 1 適用済み」…というパッケージ商品を買おうと思っている人は、マイクロソフトにどうなっているかを電話確認した方がいいと思いますが、既に売っている店なんかあるのかは不明です。
本当は、このページはもう削除してもいいかと思っていたんですが、リンクが来てしまっているのでモディファイして残すことにしたんです

 ダウングレード権は、Business と Ultimateのプロダクトキーにて、

・Windows XP Professional
・Windows XP Professional x64 Edition
・Windows XP Tablet PC Edition
の3種類であれば、導入可能と書かれています。

 実際には、今上記の3つのライセンスを保有していることが前提になっているようで、アクティベーションでエラーになることを想定しているようです。私の保有するXP Professional版は半年近く未使用状態のままなので、エラーにならないで通るかも知れないけど、通常のケースでは、電話認証(自動音声によるものになるか、オペレータが出てくることになるかはその時次第?)という形で使えるようになるものらしいです。

エンドユーザーが、Windows Vista Business、Ultimate のライセンス条項の下でダウングレードをし、Windows XP メディアと既にライセンス認証が済んだプロダクト キーの両者を使用している場合、Vista 上でインストールするときのハードウェア構成の変更により、エンドユーザーは、インターネット経由でオンラインのライセンス認証を行うことはできません。ライセンス認証専用窓口電話にお電話いただき、ラインセンス認証手続きを行っていただく必要があります。
【ライセンス認証専用窓口】
電話番号 :0120-801-734
受付時間 :24 時間年中無休

…わかりにくい翻訳だな、と思うのですが、要するに、導入済みのWindows XPの導入を重複する状態で新規導入して、アクティベーションの段階でエラーになるになるから、そのときに電話にて認証して使えるようにするよ、ということらしいです。
既存で利用中のXPで実施するケースだとか、特定メーカーの認証不要なプロダクトキーがデフォルトで入っているメディアなどでは多少動きは違うんだろうと思われます。
ライセンス認証手続きは24時間365日実施できるし、ちゃんと日本語でオペレータと会話することができますので心配は不要です。
どちらかというと、電話で会話するのが緊張するとか、躊躇するとか。そんな面は誰にでもあるでしょう。専門的な用語や操作を求められてもわからなくて困るし、時間がかかっても困るし。

 今回このページでは、別ページで作成した Windows XP Professional SP3のクリアインストールメディアを使って導入してみることを考えていました。実際に導入した際には上記問題が発生すると思ったのですが、利用したライセンスがしばらく利用していなかったライセンスだったみたいで、私の場合には現時点でエラーにもならないで使えてしまいました。
タイトル通りの内容とすれば、うまくいきました…なのですが、今までのまとめに書いた手順が全然出てこない話で終わることになってしまいました。

これで終わり、というのも残念なので。ライセンスの話の続きを書いておきます。
準備する必要があるWindows XPの利用メディアの前提として、

インストールされた Windows Vista と同じ言語を使用する必要
 …という縛りがあります。Ultimateって多言語対応してなかったっけかな。英語版のXPを持っていないので、私の場合には意味はなさそうです。

エンドユーザーが使えるダウングレード用のメディアを保有すること
 メディアを持っている人なら、それがパッケージ版でもOEM版でも使っていいよことになります。元のVistaのライセンスは、Windows XPまたはVistaのどちらかだけで使うことが条件。マルチブートで使うことや別マシンでそれぞれを使うということは許可されるものではありません。
 ただし、どっちかを選択するということであるなら、ダウングレードしてしまった後も、やっぱり今後は Windows Vistaを使おうと、戻ってくることは許諾されています。

CD-ROM を貸してのダウングレード権の行使は認められていません。使用する CD-ROM はダウングレードする PC の所有者が所持している必要があります。
 正規のメディアを譲渡などを受けて持っていれば使えるよ、ということです。廃棄PC用のものでもいいから、メディアとプロダクトキーを譲渡されていれば、そのメディアにライセンスキーがあるなしを問うてはいないという解釈でいいんだと思います。

コンピュータにプレインストールされた OEM 版 Windows Vista Business、Ultimate をダウングレードした場合、マイクロソフトではサポート対象外
 そりゃそうでしょう。最初からOEM版なんだし。製品版XP Professionalのメディアで入れてもマイクロソフトのサポートに電話はしないだろう。

 以下、更新があれば記述しますが、実際にやってみた際のメモです。
これまでに記述した通り、認証がそのまま通ってしまったので、作業する項目がなかったのです。

 ダウングレード導入

認証

 導入は、Windows XPのインストールメディアを入れて普通に導入を行うだけです。最近作成した Windows XP SP3用の統合インストールメディアを使って実施しました。(Windows XPのライセンスは、DSP版を使って実施)

 プロダクトキーは、コアラベルに記述された文字を入力し、導入は正常に終了。
 再起動ごとに、ライセンス認証を促すメッセージが出てくるようになりました。オンラインによる認証がエラーで通らない。これは想定通りでした。過去に異なる構成で認証を行っていますので。
 マイクロソフトのフリーダイヤルに電話をする。IVRメッセージに、Windows 商品の認証を選択。従って作業すると、PCの画面上に表示されている6桁の数字を延々に入力することになる。「確認中…」という声の後に10秒程度待たされる。ここでオペレータ要求になるのかな、と思っていたのですが、そのまま通ってしまいました。6桁の数字の組を同じ程度アナウンスされ、それをPCに入力。アクティベートできてしまいました。

 つい最近、PCの再導入時に、Office 2003の認証ではダメで、オペレータが出てきて確認がされたのですが。OSはそんなに厳しくはなかったようです。(Officeの場合でも、マシンを変えたので入れ直しです。Officeはパッケージ版です、ということだけで問題なしでしたが)

本来は…

 既に、アクティベーション済みのXPがあるのに、同じプロダクトキーを使おうとするのでエラーになる。電話でオペレータに、Vistaの該当エディションよりのダウングレード権公使で、Windows XPを導入しようとしています。メディア・OSライセンスともに自分のものです、と会話して入力できる番号を発行してもらうはずでした。

 実際に、このXPのライセンスで使っていたマシンには、パッケージ版のWindows XP Homeを導入している状態。OEM版のライセンスは使わないで保有している段階ではあるのです。過去にアクティベーションを行ってから期間がある程度あったのが原因かも知れません。
 この後で、同マシンでWindows XP Professional版で導入を行えば、エラーになって本来の認証が必要になるでしょうが、そこまで行う手間はかけられませんでした。ごめんなさい。

【改訂履歴】作成:2008/07/31
2009/06/14 … Namazu検索の窓を追加

【参考リンク】



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